受験テクニック:一般知識の文章理解
一般知識の文章理解(3問)は、3問すべて正解すべきです。
一般知識の他の11問がほぼ運になることを考えると、ここで3問確保できると、足切り(6問以上正解)を回避できる確率はグンと高くなります。
しかし、この手の空欄補充問題を苦手とする方も多くいらっしゃると思います。
この記事では、意外とやりがちな悩みやすい解き方と、それを解決する受験テクニックをご紹介します。
■悩みやすい解き方:空欄から考える
空欄に入る文や語句を考えてから、それと合致する選択肢を選ぼうとすると、意外に悩んでしまうことが多いです。
自分は「イ→ウ→ア→エ」の順に入ると思ったから、それと一致する選択肢を探す…という解き方です。
自分の考えた順番が、選択肢に無い…ということは、誰しも経験があるのではないでしょうか。
空欄が4つあった場合、理屈で言えば24通りの補充の仕方があります。
しかし、選択肢は、たったの5つです。
19通りはそもそも検討する必要さえありません。
あなたが頑張って考え出した順番は、その19通りのどれかではないでしょうか。
■受験テクニック:選択肢から考える
受験テクニックでは、先ほどの解き方とは逆を行います。
空欄に入るものを検討してから選択肢を見るのではなく、いきなり選択肢を見ます。
選択肢が以下のようになっていたとします。
1. イ→ウ→ア→エ
2. イ→ア→ウ→エ
3. イ→エ→ウ→ア
4. ウ→イ→エ→ア
5. ウ→エ→イ→ア
まず、空欄に1.の「イ→ウ→ア→エ」を補いながら、文章全体を読んでみます。
もし、この順番が誤りなら、文書を通して読んでいるときに、明らかな違和感を感じるはずです。
そして、そのような違和感を感じたものは、不正解と判断します。
これを選択肢1~5すべてに対して行い、違和感がなかったものが正解です。
一般に、このような空欄補充問題は、誤りの選択肢は誤りであることが明らかになるよに作られています。
正解以外の選択肢からは、強い違和感を感じるはずです。
なぜなら、意見が分かれそうな悩ましい「グレー」の選択肢を作ってしまうと、後で出題不備と指摘されるおそれがあるからです。
悩みやすい解き方、つまり最初に空欄に入るものを考えると、この「グレー」の順番を思いついてしまうことがあります。
そして、そのグレーの順番に合致する選択肢がなくて悩むことになります。
選択肢1~5で与えられている順番のみを検討することで、そのような無駄な悩みを避けることができます。
文章理解でなかなか満点をとれない方は、このテクニックを試してみるのはいかがでしょうか。
意外と簡単に、3問得点できるようになるかもしれません。