行政書士試験独学ブログ

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記述0点の合格戦略

記述式問題の採点基準は不透明です。

採点が厳しい年度があったり、緩い年度があったりと、受験者の印象もバラバラのようです。

噂では、全受験者の選択問題の点数を勘案しながら、合格率が10%ほどになるように記述式の採点基準の厳しさを調節している…という説もあります。

 

なので、たとえば本番試験直後の自己採点で、選択式で160点だった場合、1月の合否発表まで不安が続くことになります。

180点までの残り20点を記述式で取れているかは、採点基準の厳しさに大きく影響されます。

 

しかし、このような不透明な採点基準に左右されない方法があります。

それは、選択式問題だけで180点以上取ってしまうことです。

 

この記事では、選択式だけで180点以上を狙う戦略について考えてみます。

結論から言えば、目指すことは可能ですがかなりの本格的な学習が必要になります。

しかし、このくらい本格的に勉強しておけば、結果として記述式でもそれなりの部分点を取ることができると思うので、合格確率は大きく跳ね上がります。

 

 

■得点のイメージ

得点のイメージは、だいたい次のようになります。

青字は、どれだけ勉強しても運要素が強い科目です。

〇法令択一:136点(34/40問)

基礎法学:(1/2問)

憲法:(5/5問)

行政法:(19/19問)

民法:(7/9問)

会社法:(2/5問)

〇法令多肢選択:20点(10/12箇所)

一般知識:24点(6/14問)

 

まず、一般知識は24点と想定します。

実際にはもっと得点できる場合もありますが、完全に運なので、得点戦略として想定しておくべきではありません。

足切りギリギリの、24点とします。

 

すると、法令系の科目で、かなりの高得点を取る必要が出てきます。

 

まず、基礎法学については、運要素が強いので、1問正解できればラッキーです。

0点の可能性も大いにあります。

 

憲法行政法民法は、範囲は広いですが、学習したことが点数につながりやすいです。

教材選びを間違えないで、しっかりと頭に入れる学習をしておけば、ほぼ満点を目指せます。

 

短期合格を目指す場合、会社法はおそらく学習時間が十分に持てません。

なので、2問正解できれば十分です。

もしかすると、0点になる可能性も大いにあります。

 

 

■無理じゃない…?と思った方へ

上の得点イメージだけ見ると、かなり厳しいことが分かると思います。

しかし、実際には、上の得点を目指していると、記述問題でもそれなりの点数を確保できます。

また、一般知識だって、運で8問くらい正解できるかもしれません。

つまり、実際の正解数が上のイメージより少なくても、結果として合格する可能性はかなり高くなると思います。

ただし、かなり徹底的な学習をしておかないと難しいことは間違いありません。